【熱傷(やけど)】
当院では、熱傷(やけど)に対する診療を行っております。
主に軽度のやけどから中等度のものまでの治療を提供いたします。
【分類】
やけどの深さは、大きく分けると以下の三段階に分けられます。受傷から時間をかけて深さが変化していくことがありますので応急処置と、変化に応じた対処が重要です。
I度(表皮の浅い熱傷)
II度(真皮までの熱傷)※厳密にはII度熱傷はさらに細かく分類します。
III度(皮下組織まで損傷した熱傷)
【症状からみた見分け方と対処】
-皮膚が赤くなり、乾燥して軽い痛みを伴う場合(I度熱傷の可能性が高い)
塗り薬で治療することが一般的です。
-水ぶくれができ、痛みがある場合(II度熱傷の可能性が高い)
水ぶくれの管理、感染対策が必要です。
塗り薬や創傷被覆材(貼り薬)で治療することが一般的です。
※以下の場合は、特殊な治療や入院が必要となることがあるため診断・応急処置の後、専門的治療が必要な医療機関をご紹介します。
-皮膚が白くなる、炭化する、硬くなりあまり痛くない(III度熱傷の可能性が高い)
厳格な感染対策を要します。切開、損傷した組織の切除、植皮手術が必要となることがあります。
-やけどの範囲が広がっている場合
厳格な感染対策のほか、点滴による全身治療が必要となることがあります。
【応急処置】
自宅でできる受診する前の応急処置として、以下を参考にしてください!
1.幹部を冷水(水道水やシャワーでよい)で冷やす(約10~20分間)
2.清潔なガーゼや布で覆う
3.水ぶくれはやぶらないように注意する
【倉敷北病院では】
月~金 診察可能です。外科・整形外科/総合診療科が対応します。
重症度や、やけどの範囲によっては専門医療機関への紹介も行っております。