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”歩く肺炎”マイコプラズマ肺炎

「コロナ対策で流行起こらず…」去年の40倍”歩く肺炎”マイコプラズマ肺炎が急増しています。
マイコプラズマ肺炎は、せきや発熱などの症状がでるのが特徴です。
症状が出ても風邪だと思って出歩き、周りにうつしてしまう患者も多いため”歩く肺炎”と呼ばれています。
【マイコプラズマ感染症とは?】
 マイコプラズマニューモニエという病原体(細菌とウイルスの中間の大きさと性質)が原因で気管支炎や肺炎などの呼吸器感染症をひきおこします。
肺炎の10~20%がマイコプラズマが原因によって起こると言われています。発症年齢は5~14歳に多いと言われていますが、大人や乳幼児にも感染します。
【流行時期】
 1年を通じて見られます。冬場にやや増加する傾向があります。
【感染経路】
 ◆飛沫感染(口や鼻から感染するよ。咳や痰、唾液で人にうつるよ。)
 ◆接触感染(鼻やのどからの分泌物に触れることで感染するよ。)
【潜伏期間】
 体の中にマイコプラズマが侵入してから症状が出てくるまでの期間 2~3週間
【症状】
 初期症状は風邪とよく似ており、のどの痛み、頭痛、筋肉痛、全身倦怠感(だるさ)、発熱などです。ほとんどの場合、発症してから5~7日ほどで症状が治まりますが、放置しておくと肺炎を引き起こし重症化することがありますので、注意が必要です。
【マイコプラズマ感染症の迅速診断】
 マイコプラズマは、RSウイルスなどの風邪や気管支炎、肺炎を起こすウイルスや細菌と症状が似ており、区別が難しいため、迅速診断キットを用いて判断します。検査は、材料をのどから綿棒でぬぐい取るだけで簡単に行うことが可能です。検査結果も15分くらいでわかります。


以上マイコプラズマについてお伝えしました。

とはいえコロナウイルスも依然として収束に至っておりません。皆さん自己管理に手を抜かないようしましょうね。   

   BY 検査室